日銀関連統計:営業毎旬報告(月3回更新)&日銀のETF購入額
株・為替が不安定な動きをする時量的緩和政策(中央銀行が国債や証券を買い取りその分の世の中に回るお金を増やす景気対策)が市場を引っ張る相場では特に日本株の動きをみるうえでこの営業毎旬報告は重視している。
この中にある【国債】や【指数連動型上場投資信託ETF】はより細かく日銀のホームページに公開されるほかの情報でもチェックするが、毎旬報告はそれらのまとめとして全体像をとらえる為に10日に一度日銀のポートフォリオ資産の部をチェックしています。
(図1 引用元:日銀HP)
個人的に注目しているのは、次の5項目です。
Akiが注目している5項目
①国債
②コマーシャル・ペーパー(CP)
③社債
④信託財産指数連動型上場投資信託(ETF)
⑤外国為替
国債
国債とは国が発行している元利金の支払いを国が保証する信用度が最も高い債券です。
国債に関しては主に量的緩和のペース変化を読み取る指標としてチェックしていますがより詳しくは、こちらの日銀HPで確認しているのでそちらの関連記事か生配信中に触れていきます。
コマーシャルペーパー&社債
コマーシャル・ペーパーと社債は、企業の資金調達コストなどに影響を与えることで、為替市場にも間接的に影響を及ぼします。金利の動向や信用リスクの変化が投資家の行動に影響を与え、結果として通貨の需要と供給バランスに変動をもたらすためです。
信託財産指数連動型上場投信(ETF)
日銀がEFTを買い取り間接的に日本株を押し上げるという話は皆さんもよく耳にすると思います。
実際により細かく毎日日銀によるETF購入があったのかは下記の日銀のページ中の表で確認していますが、10日に一度、まとめとして日本株の値動きにも関係が深いこの部分も日銀の毎旬報告で大まかな流れを把握するためにチェックしています。
日々の信託財産指数連動型上場投信受益権(ETF)の購入額チェックは指数連動型上場投資信託受益権(ETF)および不動産投資法人投資口(J-REIT)の買入結果ならびにETFの貸付結果を参照してください。
ここで各月の状況をExcelファイルでダウンロードできます。
外国為替
急激な為替変動の答え合わせに使うことがメインとなり、ここをチェックしたからといってすぐに先の利益に結び付けることは難しいですが、裏では日銀がどういう行動をどれくらいの規模でとったかということを頭の片隅に残しておきたいのでチェックしています。